2000年代半ば以降デビューのK-POP第2世代は、少女時代、KARA、2NE1などのガールズグループが人気を集めましたよね。

その中でもMBKエンターテイメント所属のT-ARAは、当時日本でも勢力的に活動していましたので、ファンだったという方も多いかと思います。

ヒット曲を多く生み出したT-ARAですが、かつてグループ内での「いじめ疑惑」で騒動があったということも記憶に新しいのではないでしょうか。

今から10年以上前のお話になりますが、当時を振り返ってT-ARAいじめ疑惑とはなんだったのか、真相はどうだったのかについて、改めて調査しました。

T-ARA(ティアラ 韓国)のいじめ疑惑の証拠は?嘘だった?真相が知りたい!

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T-ARA(ティアラ 韓国)のいじめ疑惑の証拠は?

具体的ないじめの内容

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このような疑惑が持ち上がる発端となったのが、T-ARAメンバーたちによるツイッター上での発信だったといいます。

2012年7月、追加メンバーのファヨンが音楽番組の収録中に足を怪我しました。

その後、日本での武道館ライブのため日本に発ったメンバーたちは、公演に先立って以下のようにツイッターでつぶやきました。

  • 意志の差。私の意思を持ってファイト!(ヒョミン)
  • 意志の違い。センスを持ってそしていつ謙虚に。演技の天才に拍手(ジヨン)
  • 意志、マナー、配慮の違い。今日も頑張ろう(ソヨン)

これらが、怪我をしてライブに出られなかったファヨンへの当てつけのように見える、と言われ、メンバーたちが皆でファヨンをいじめているのだ、という話が一気にインターネット上では議論となりました。

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当時、ファヨンは、当該の武道館ライブには松葉杖をついて一曲だけ歌う形で参加したそうです。

また、車いすに乗せてもらい帰国するなど、足の怪我は重篤だった様子でした。

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そのころインターネット上では、上述のツイッターでのファヨンへの非難と思われるメンバーの発言を契機に、これまでの「いじめの証拠」とされる画像がどんどん上げられていました。

つまり、この時点でT-ARAは、ツイッターでの発言のみで「メンバーがファヨンを一方的にいじめている」ということが事実とみなされ、ファヨン加入からそれまでの行動をすべて無限に「ファヨンへのいじめ」とこじつけられてしまう、といった炎上状態に陥ったのでした。

いじめの証拠

日本公演後の2012年7月30日、ファヨンの契約解除を突然MBKエンターテイメント側が発表。

理由は、「ファヨン自身の自己管理不足と、プロ意識の欠如」とのこと。

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このような発表の後にも、ネット上での「いじめの証拠」発信合戦は止みませんでした。

有名なものとしては、日本活動で「ウンジョンがファヨンに無理やり餅を食べさせた」というもの。

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確かに、こうして切り取られた画像を見るとファヨンが苦しんでいるようには見えますし、餅という食べ物は毎年死者を出しているものなので、メンバーも適切な行動だったとは言えないかもしれません。

ただ、動画でその状況を見なければ真実というものはわからないものです。

T-ARAはこういった動画のキャプチャだけでいじめをしていたのだ、とレッテルを貼られてしまいました。

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こちらは、日本活動でメンバーがファヨンとだけハイタッチをしなかったのを、いじめの証拠として貼られたキャプチャです。

テレビやメディアを見ている私たちは、アイドルや芸能人の当事者間で何が起きているのか、ということを実際に知ることは出来ません。

勿論、大前提として、理由があろうといじめは許されることではありません。

ただ、この時の白熱したT-ARAのいじめ疑惑での炎上は、本人たちの気持ちや状況は置き去りに、異常なほどの盛り上がりを見せてしまいました。

この炎上が、順調だったグループの活動自体に多大な被害を及ぼすこととなるのです。

T-ARA(ティアラ 韓国)のいじめ疑惑のその後は?

いじめ疑惑の影響

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この騒動は韓国国内では社会全体を巻き込んだ騒動となりました。

不名誉なことですが、子供たちの間で「T-ARAごっこ」という名称のいじめ行為が流行してしまい、トップガールズグループだったT-ARAは、国内で一気にいじめの象徴と化してしまったのです。

さらにK-POPアイドルの職業としての在り方を非難する声も上がりました。

過密スケジュールや、メンバー同士での競争が常態化する中で、このような疑惑が持ち上がるほど、アイドルたちの精神状態が追い詰められているのではないか、と専門家までが議論に参加しました。

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また、当時第2次K-POPブームだった日本でもこの騒動は大きく取り上げられ、韓流一色だった日本メディアに嫌気がさしていた層が、積極的に「韓流叩き」のネタとしてこちらの話題を取り上げたようです。

T-ARAの炎上は、第二次K-POPブームが終焉する契機のひとつだったと言われており、結果として日本でのK-POPブーム、韓流ブームは一時衰退しました。

いじめの真相

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さて、T-ARAいじめの証拠や騒動について具体的に取り上げましたが、結局真相は何だったのか、気になりますよね。

この騒動の全体像は、現在では様々な本人たちからの証言が上がり、内容が明らかになっています。

まず、メンバーたちは事実としてファヨンをよくない感情を持って見ていたこと。

そして、若さゆえの未熟さで、間違った対応をファヨンに対してとってしまったこと。

上記のことを事実として、いじめ加害者にされたメンバーたちは認めています。

そして、ファヨン自身自分の当時の行いがとても良くなく、悪かったことを認めています。

あまりにも騒動が収まらないため、活動時にプロ意識が欠如した行動をとり、メンバーから反感を買ったことを、ファヨン本人が謝罪し、騒動の収束をはかっています。

まとめ

いかがでしたか?

T-ARAのいじめ疑惑については、当時のゴシップとしては覚えていても、疑惑の真相や騒動の終わり方まできちんと知っているK-POPファンは実は少ないのではないか、と私は思っています。

結論としては、「インターネット上で言われていた通りの一方的な暴力やいじめはなかったが、ファヨンと他メンバーで対立し、揉めていたことは事実」であると言えます。

この話の恐ろしいところとしては、正義感を持っていたはずの一般インターネットユーザーが、結果的にファヨン以外のT-ARAメンバーをつるし上げ、名誉を貶めることをしていた、という点だと思いました。

今から10年以上前の出来事ですが、いまだに一方的な誹謗中傷や根拠のないでっち上げにより、インターネット上で被害にあう方は後を絶ちません。

アイドルや芸能人について、噂や情報に流されず、また一時的な感情で書込み等行ってはいけない、ということを念頭に置きながら楽しく推し活したいものですね!

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